親知らずを放置するとどうなる?

親知らず放置

「親知らずは抜いた方がよいと言われたけれど、予定が合わなかった」
「痛みが無いのでそのままにしている」
という方も多いのではないのでしょうか。

ここでは親知らずを長期間そのままにした場合に起こりうる代表的なトラブルについて解説します。

年齢を重ねてから痛みや腫れが出ることがある
親知らず周囲には汚れがたまりやすく、時間が経ってから突然、痛みや腫れを生じることがあります。
また年齢を重ねるにつれて高血圧、糖尿病、心疾患などの全身疾患をお持ちになる方も増えてきます。服用しているお薬や全身状態によっては若い頃と比べて抜歯の際に注意すべき点が増えることもあります。
さらに、一般的に若年者と比較すると、年齢とともに歯の周りの骨が硬くなったり、抜歯後の治癒に時間を要したりする場合があります。そのため、将来的に抜歯が必要になる可能性が高い親知らずについては、症状が無い時期に一度診察を受けておくことをおすすめします。

親知らずの手前の歯がむし歯になることがある
親知らずとその手前の第二大臼歯との間には汚れが溜まりやすいです。
その結果、親知らずだけでなく手前の大切な歯までむし歯になってしまうことがあります。
特に第二大臼歯の後方で、歯ぐきより深い位置にむし歯ができると、治療が難しくなることがあります。むし歯が深く進行した場合には、神経の治療が必要になったり、状態によっては抜歯をしないといけない場合もございます。
親知らずを抜く目的は、親知らずそのものを取り除くだけではありません。その手前にある大切な歯を守るために抜歯をおすすめする場合もあります。

親知らず周囲に嚢胞などの病変ができることがある
頻度は高くありませんが、親知らずの周囲に嚢胞などの病変を生じることがあります。
こうした病変は自覚症状がほとんどないまま大きくなる場合もあり、レントゲンやCTを撮影した際に偶然発見されることもあります。
病変が大きくなると、周囲の骨や隣の歯に影響する可能性があるため、埋伏している親知らずについても、状態によっては定期的な画像検査が必要です。

親知らずはすべて抜歯する必要があるわけではありません。
周囲の歯や粘膜などに悪影響を与えていない場合には経過観察となることもございます。
当院ではレントゲンやCTなどを用いて、親知らずの位置や周囲組織との関係を確認し、抜歯が必要かどうかを判断しております。

 

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