上顎智歯抜歯後の歯性上顎洞炎と上顎洞穿孔

上あごの奥歯の上方には、「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる大きな空洞があります。
上あごの親知らずの歯根は上顎洞に近接していることが多く、親知らずの抜歯後に炎症や感染が生じたり、まれに抜歯した部分と上顎洞が交通する「上顎洞穿孔」が起こることがあります。

急性歯性上顎洞炎の症状としましては、歯や歯ぐき周囲の違和感・痛み、頬の痛みや腫れ、頭痛、鼻づまり、悪臭を伴う鼻汁などの症状がみられることがあります。
レントゲンや歯科用CTなどの画像検査で状態を確認し
必要に応じて抗生物質の内服や生理食塩水による上顎洞の洗浄を行いながら経過をみていきます。

上顎洞穿孔では、口から鼻へ空気が抜けるような感覚がある、飲み物が鼻に漏れるなどの症状がみられることがあります。
レントゲンや歯科用CTなどで穿孔の状態を確認し、小さな穿孔であれば自然に閉鎖することも多いため、注意事項をご説明したうえで経過をみていきます。
一方穿孔が大きい場合や自然閉鎖が期待しにくい場合、上顎洞炎を併発している場合には上顎洞炎の消炎を確認後に上顎洞瘻閉鎖術などの処置が必要になることがあります。

 

上顎洞瘻閉鎖術1
上顎洞瘻閉鎖術2
上顎洞瘻閉鎖術3
上顎洞瘻閉鎖術4
上顎洞瘻閉鎖術5
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